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技工士さんに頼らず、約500個の入れ歯を一から作ったからわかる入れ歯の難しさ

大学病院で多くの難しい症例を経験し、学ばせていただいたことは、入れ歯の本当の難しさは、作った入れ歯をお口の中に適合させ噛めるように調整するということです。通常、入れ歯は型を取り模型上で作成しますので、入れ歯の形を作ることは難しくありません。

 

しかし、お口の中は柔らかい歯茎や粘膜ですが、硬い石膏模型上で入れ歯を作ります。ですから、完全にお口の中を再現することはできません。このため、お口の中での適合度合いや咬み合せ、舌や頬や口唇やお口の中の筋肉と調和させるために調整を行います。

ということは、どんなに優秀な歯科医師と技工士さんが作ったとしても調整は必要です。どの時期に、どの調整法を行うかもとても大切になってきます。そして、入れ歯で出来ることと出来ないこともあります。

 

実際に手がけた入れ歯はもっともっと沢山あります。

しかし、全てが上手く出来た訳ではありません。よかったり悪かったりがあったからこそ、多くのことを学び、感じ、経験できたのだと思っています。

 

2番目に大切なことは、患者様だけでなく歯科医師も入れ歯と付き合っていくことです。痛くなったら削る!これを繰り返すと合わなくなります。時には我慢していただくこともあるかもしれません。

歯茎にできた傷は治るまでの時間が必要です。

治るまで付き合います。

 

また、新しい入れ歯は今までお使いの入れ歯とは全く違います。調整と慣れが必要です。慣れるまでお付き合いします。

*インプラント義歯の詳細はインプラントのページにございます

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